燃焼系アミノ酸に対する誤解
燃焼系のアミノ酸という言葉をよく聞くと思いますが、この燃焼系という言葉によって多くの人が誤解をしているようです。
例えば、ダイエットを目的としたジョギングをする場合、同じ距離を同じスピードで走るとすれば、アミノ酸を飲んでジョギングを行った場合でも、ミネラルウォーターを飲んでジョギングを行った場合でも、そのダイエット効果はほぼ同じなのです。
その理由は、たとえ何を飲んでジョギングをしたとしても、同じ距離を同じスピードで走った時の消費エネルギーというものはほとんど変わらないからです。
ここで多くの人がよく誤解してしまうことが、脂肪燃焼系のアミノ酸であれば、脂肪の燃焼を助ける働きがあるのだから、余計に脂肪が燃えるに違いないと思ってしまうことです。つまり、たとえ脂肪が燃えやすくなっていたとしても、実際には使った分しか脂肪は燃えないというところに落とし穴があるわけです。
また、このような誤解を多く招くようになった要因としては、主にテレビの健康情報番組などがダイエットを取り上げる時に、ダイエットとは直接関係のない血糖値や遊離脂肪酸、ホルモンなどの血液中の量の変化を、ダイエット効果の科学的な証拠であるとして大々的に取り上げたりすることがあるからなのです。
テレビで紹介されると思わず信用してしまいますが、実際にはそれほど科学的根拠があるわけでもない情報が紹介されていることもあるのです。